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ー似非スポーツ評論家&音楽家が斜め上の目線で主にラグビーとBABYMETALを中心に、社会トピックを切り捨て御免ー

【サッカー日本代表】漸く実現した対強豪戦、ブラジルとの闘いはトップ国の実力をまざまざと見せつけられる…彼我の差を埋める環境という点で日本ラグビーは非常に恵まれている事を実感した、日本vsブラジル戦

number.bunshun.jp

 

…(´;ω;`)

 

こんにちは。約1か月半ほど前の日本vs豪州戦の歓喜から一転、正に「井の中の蛙、大海を知らず」…

いえ、ここは井の中の蛙、大海を知る」、貴重な試合となったと捉えましょう。

 

今週から始まっている、サッカー国際Aマッチデーウイーク。日本代表は念願の欧州遠征で、フランスの地でブラジル代表、ベルギーの地でホームのベルギー代表と戦うという、日本にとって数少ないトップ国との海外での対戦になります。

 

昨日はそのブラジル代表と対戦をしました。ブラジル代表といえば言わずもがな、歴代W杯の優勝回数トップ、W杯全大会に出場を続けている唯一の国。そして今回の南米大陸予選では2位に勝ち点10差をつける圧倒的な実力差で翌年のロシアW杯の切符を獲得しました。当然W杯でも優勝候補の一角でしょう。

 

日本代表としては8月31日に豪州を下してW杯出場を掴み、遂に念願の強豪との対戦経験を積めるという貴重な機会。ここで自分達の現在地を知る事で、W杯における経験値を積むことが出来る!

 

はずだったのですが、

 

 

/(^o^)\

 

世界でも屈指の強豪達が鎬を削る死の大陸南米大陸予選を圧倒的な差で突破した世界最強のカナリア軍団。日本代表が初めて今回遭遇したというVAR(ビデオアシスタントレフリー)によって先制のPKを与えてしまい、格上に余裕を持たせてしまったという面は確かにあります。ファールを犯した吉田麻也が所属しているイングランドプレミアリーグはVARがまだ導入されていません。その分更に慎重になるべきであったとインタビューで本人も反省していたようです。

 

しかし、それを差し置いて余りある、攻守における圧倒的な差…。身体能力や技術だけでなく、組織力やインテリジェンスにおいても日本の遥か上をいくブラジルの総合力。

 

日本がこれまで戦っていたアジア勢相手であれば見逃してくれるであろう、軽いミスがこのクラス相手だと失点に繋がるというレベルがこやつらです。凡ミス、ダメ、ゼッタイ!

 

そう、今までのブラジルはオーソドックスな堅守速攻でネイマールのような強力なタレントを前線に残し、攻撃に専念してもらうような守備の仕方でしたが、南米予選途中でチッチ監督が就任してから、前線も連動してスプリントを繰り返し、特にボールを失った際のプレスの掛け方が随分と激しいです。その質の高さたるや、欧州のビッグクラブにひけを取らないもの(選手の多くがそのビッグクラブに所属しているのだから当たり前ですが)。

 

今や選手全員が強いフィジカルと運動量、ハードワークを持って激しい攻守のトランジションで制する戦術がトレンドになっているようですが、今回のブラジルは正にその先鋒ぶりを見せつけた格好。中盤のフェルナンジーニョやカゼミーロはその象徴でもあると思います。かつてジーコロナウジーニョといったファンタジスタが象徴的だったブラジルではなく、華麗ながらもソリッドで武骨なブラジル。

 

そんな勤勉なブラジル、強いに決まってますやん…

 

さて、奇しくもといっては何ですが、コンセプトとしてはそのブラジルと似たコンセプトで臨んだ日本代表にとっては余計にその差を思い知らされた、良い試合でもあると思います。目指すべきお手本が目の前で実演してくれましたので。

 

圧倒的な敗戦で早速日本ではバッシング、とりわけ一部のキ〇ガイライター等が元気に騒いでいるようですが、相手どこだったと思っているのかと。

 

 

絶好調のブラジルなんかとやって、今の日本と差が無い方がおかしいわけで、そういうものを知る為の欧州遠征でもあるはずですね。

先日、ラグビー日本代表が優勝候補の豪州代表ワラビーズと試合をして完敗した時と同じ事です。

t-fox.hatenablog.com

完敗して、重ねた30得点が意味がないとかいうメンタルではいけないわけですね。その差を埋めるという困難なタスクを遂行する為の糧としなければいけない。

 

この点において、ラグビー日本代表、ひいては日本ラグビーはサッカーに比べて非常に恵まれていると思います。

何故かというと、その彼我の差を埋める為の経験の場が沢山あるからですね。まだ経験値という点でティア1のトップ国には及ばない部分もあるとはいえ、6月と11月のテストマッチシリーズではティア1と2試合ずつ経験出来ている。そして2月~7月は世界最強の南半球のスーパーリーグスーパーラグビーに特別編成の日本チーム、サンウルブズが参戦し、世界トップのレベルを常に経験している環境にあります。

 

それに比べ、今の世界のサッカーは人気がある故に、逆に実力格差が広がり始めているといっても過言ではないかも知れません。特にアジアやオセアニアは顕著です。

 

まず、年間シーズンがカツカツで規定上、極東の国に欧州や南米の強豪国は来日が困難になっています。かといって日本が欧州遠征に行く機会は4年に1度といった程度です。

加え、日本代表がこなす試合の殆どは当然、アジア相手が中心になります。やはりアジアは他の大陸に比してもレベルでは立ち遅れています。

つまり、代表だと世界のフィジカルやスピード、技術に対応する機会が現在のところ非常に限られています。

 

となれば、多くの試合をこなすクラブの試合で世界レベルに少しでも近い経験をしなければならない。しかし、JリーグACLの試合を見れば分かる通り、攻守のトランジションにおける質、スピードの差は一目瞭然。

 

日本が以前にトップ国と戦ったのは恐らく2014年のアギーレ監督時代、シンガポールで戦ったブラジル戦以来です。中堅国でもキリンチャレンジカップで戦ったボスニア戦以来。折角体感した世界基準を活かす機会が非常に少ないのです。

 

この構造的問題は簡単に改善する事は不可能な、非常に困難な問題ですが、今あるリソースで今回の経験を活かす糧を何とか得て欲しいと思います。

 

対して、その世界基準の戦いを多く経験出来る日本ラグビーは、目の前の結果に一喜一憂している場合ではありません。サッカーの日本代表が置かれている現状を鑑みれば、ワラビーズに完敗している事も全て将来への大きな投資という事です。はっきり言って、今後の全ての試合は2019年のラグビーW杯日本大会の為の準備試合と割り切る覚悟が必要でしょう。 

 

さて、翌週サッカーの日本代表はベルギーに移ってベルギー代表と対戦。こちらも強豪ですが、ブラジル戦の痛い経験は活かされるか。

ラグビーの日本代表は入れ違いでフランスに行き、トンガ代表とテストマッチです。

トンガ戦は11月18日(土)、深夜1:05~日本テレビ系列で生中継! 

 


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