読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Free Tone,Free Sports

ー似非スポーツ評論家&音楽家が斜め上の目線で主にラグビーとBABYMETALを中心に、社会トピックを切り捨て御免ー

【フィギュア国別対抗戦】一時代の終わりから新時代の始まりを告げた、新世代の華々しい覚醒。フィギュア衆愚化の荒波を跳ね返した末の樋口、三原の覚醒は五輪表彰台を狙うレベルまで達するトリガーになった件

www.afpbb.com

 

キターーーーーー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

 

こんにちは。少々遅れまして、やはりこのハッピーな話題に触れないではおけません。

 

フィギュアスケート国別対抗戦、日本がロシアとの熾烈なデッドヒートを制し、3年ぶりの王座奪還!!おめでとうございます!

 

特に女子シングルでは絶対女王メドベデワ、18歳ながら上位常連のラジオノワ率いるロシアに対し、日本のシニア初参戦のJKコンビ、樋口新葉16歳、三原舞依17歳がどれだけ食らい付けるか、自分達の限界を打ち破る事が不可欠でした。

先の世界選手権では日本女王の宮原が怪我で欠場した事により、初出場の2人に平昌五輪の出場枠確保という大きな重圧が掛かり、不本意な成績で枠を減らしてしまった背景を考えれば、シーズン最後の大会で期するものがあった事でしょう。

 

それだけにお父さん...さながら本当のお父さんのように心配でなりませんでした...。・゜・(ノД`)・゜・。

 

更に今大会のストーリーもまた重圧に拍車を掛けました。ペア、アイスダンスの頑張り、そして今や日本が世界に誇る二大巨頭、世界選手権2017チャンピオンの羽生、2位の宇野が期待通りの1,2フィニッシュで首位に位置づけ、その行方は最終日の女子フリーに委ねられるという、何とも誰かに図られたかのようなおあつらえ向きの舞台設定...

 

五輪の出場枠という、国を挙げての余計な重圧の掛かった世界選手権で挫折を味わった2人に、最後の大きな試練。代々木体育館満員の観衆の前で、メドベデワ、ラジオノワという難敵相手に食らいつき、首位を維持したまま逃げきらなければならない。

 

特に首位日本と2位ロシアの点差は僅差、女子フリーは上位に行くだけでなく、ロシアの2人のどちらかを上回なければ逆転されるという超デッドヒートの展開。つまり、シニア初参戦の2人には今の序列をひっくり返す演技をISUのジャッジに証明しなければなりません。

 

圧倒的な強さを誇る女王、メドベデワはちょっとしたミスが起きた程度では逆転は不可能。1位はほぼ決定的なので、ラジオノワを上回って2位に食い込まなければならない。つい先日世界選手権での傷心から挽回するにはとてつもなく厳しいミッションに違いありませんでした。

 

ノーミスは当たり前、その上で今季行った演技の全てを上回るパフォーマンスをぶつけられなければ日本の優勝はありえない。その展開の中で、五輪や世界選手権の大本番といかないまでも、自分達の演技で優勝かそうでないかが決まる。順位を争うコンペティションに出るアスリートならば絶対に負けるわけにはいかない戦い。

 

youtu.be

youtu.be

 

この大一番で神演技ktkr...。・゜・(ノД`)・゜・。

 

神演技にチーム席の絶対王者、羽生も拳を握ってガッツポーズで喜びを爆発!

ちょ、何て自由な格好w80年代のアイドルオタクが法被を着たような、正に一人のスケオタとして彼女達の神演技に歓喜します!

...ユヅリストの方々、美味しいショットで鑑賞どころじゃなかっただろうな\(//∇//)\

 

2人とも納得のパーソナルベスト。エッジワーク、表現、各エレメンツどれを取ってもこれまでと見違える程のパフォーマンス。元々テクニカルスコアの基礎点は女王メドベデワより2人の方が高い、難度のある構成を持っているわけですから、要素をきちんとこなせれば相応の高い点数が出てくるのです。

 

樋口新葉は日本チーム先発で145.30という、宮原のパーソナルベスト143.69をも上回る日本歴代最高のハイスコアを叩きだす!彼女は伊藤みどりの再来とも言われる高いポテンシャルを持つホープです。その真価を遂に発揮!

 

...シニア初参戦の今季は思い通り力を発揮出来ずに笑顔が少なく、その上フィギュア衆愚民とも言える輩達に言われのないバッシングを受けていただけに、その実力をちゃんと証明出来てお父さん、嬉しい。・゜・(ノД`)・゜・。 

 

...遂にと言ってしまいましたが、シニア参戦初年度でここまでの点数をジャッジに認めさせのだから、日本期待の新世代覚醒はむしろ早いでしょ!

 

本大会は国別対抗戦、チーム戦ですからこのハイスコアを叩き出した事でロシア勢にプレッシャーが掛かり、日本勢後発の三原には背中を押す追い風になります。

 

その2番手で登場した三原、つい先ほど同じリンクで樋口が叩き出した歴代最高をいきなり塗り替える、146.17!!この後演技を控えるロシア2人を前に日本が1,2位を確保!しかもこの2人の得点はラジオノワのパーソナルベストより上ですので、彼女はパーソナルベストを上回る演技をしなければならないという、戦前には予想のつかない展開...

 

そして結果はご存知の通り、メドベデワが圧巻の160点ハイスコアの最強演技で1位に躍り出るも、ラジオノワは自身を超える演技を出す事は出来ず、日本が世界に送り出すJKホープのコンビ、三原と樋口が2位3位フィニッシュで日本が見事優勝を果たしました!

 

それにしても、メドベデワは女子選手で160点とは何事か...男子の点数じゃないか。全くミスする気配も見せず、世界選手権を戦った後のこの日本の地で、よくも歴代最高得点を塗り替える演技を。どこにそんなモチベーションが...

 

 

今思い返せば、↑こ れ か ! !↑ 

日本の地で日本のファンの前で大好きなセーラームーンをやりたくて最高のモチベーションだったんですねわかります( ^ω^ )

 

それにしても世界選手権での大きな挫折を樋口、三原の両選手は味わった事と思います。初めての世界選手権でただでさえ緊張する初舞台に、五輪の出場枠3を維持するという国を挙げての本当に余計な重圧が掛かってしまった事は可哀想でなりません。

メディアや国民からも相当な雑音が否が応でも入ってきてしまっていたと思います。特に樋口には期するものがあったでしょう。

t-fox.hatenablog.com

t-fox.hatenablog.com

 

詳細は↑のエントリーで述べていますが、特に4大陸選手権以降の彼女には16歳の女子高生に対するものとはとても思えない醜悪なバッシングが行われ、それが2ちゃんのような閉鎖的な村社会コミュニティで行われるならまだしも、ツイッターの本人アカウントに凸するという最低の行為に及ぶバカも複数出現しました。正にバカッター

 

以前から申し上げているように、これは日本という社会がスポーツやアスリートに対するリスペクトがない、ただの消費物としてか見ていない、非常に社会ステータスが低い所以です。

 

例えば、サッカーのなでしこやバレー全日本の女子などでもしきりにかわいいかわいくないとか容姿を話題にする。彼氏とか色恋沙汰ばかりクローズアップする。フィギュアに至ってはデブとか体型を揶揄する。アスリートに対してこのような話題が昇る国は日本くらいのものです。少なくとも欧米のスポーツ先進国は女性も一アスリートと見做されているので芸能人みたいな見方はされません。男女問わずアスリートの社会ステータスが高く、彼女達に非常に失礼だからです。

 

特にフィギュアは国民的人気スポーツとなったものの、その殆どはテレビで見るだけのフリーライダーばかりでありましょう。その実はリスペクトの欠片もない、正に社会認知が上がったが故のファン衆愚化。その衆愚化の象徴が今のフィギュアスケートです。

 

実際会場に足を運ぶような本物のファンは、今回の2人の演技に心を打たれた事でしょう。現地組の方にはあの点数にも疑問を持った方は殆どいないように思います。多少のインフレはあったかと思いますが、大会で点数の出方が変わるなど過去にもあった事です。

先も述べたように、2人の演技は基礎点の高い難度のあるプログラムです。上手く出来れば相応の高い点数が出るわけで、その真価を発揮しただけでさして不思議なものではありません。宮原のベストが143点ですからそれを若干上回ったというのは納得の出来る話だと思います。

 

何より、先の世界選手権での挫折...五輪の出場枠については何の責任なんぞ無いわけですが、その挫折を払拭する最高の演技を見せた事。ファンであれば大いに喜べるもののはずなのです。

 

ところが、彼女達が最高の演技でパーソナルベストを出したら今度は、

 

「点数インフレし過ぎ。インチキだ」

「歴代最高が安っぽい。開催国へのご祝儀に見える」

「五輪枠のかかる世界選手権でやれよ。ロシアの子に15点差付けられてる現実」

 

....(ー ー;)オロカナリ...

 

国別対抗戦は確かにまだ歴史が浅い大会ですし、世界選手権の後でお祭り要素のある大会ではあります。ただ、もう10年近く継続で開かれている大会で、何よりISU主催の公式コンペティションであり、五輪や世界選手権で担当するジャッジ団が見るわけです。その御前で最高の演技をする事は非常に重要なのは言うまでもありません。

 

ぶっちゃけ、五輪の出場枠が3から2に減少したのは確かに痛いですが、そんなに五輪が大事ですかね。五輪でアスリートが頑張らないと、国民の生活に何か重大な変化が起きますか。国別対抗戦で優勝する事はどうでもいいのでしょうか。

 

私は今回の結果を受けて、世界選手権が枠が一つ減った代わりに五輪のメダルの可能性がグンと高まった、と考えています。今回の大会でジャッジに彼女達の真価を見せつけ、世界選手権2位だったデールマン、ロシアのラジオノワの序列を上回る評価を得たわけです。それは五輪シーズンの来季に大きく関わります。

それはつまり、自分達の力をきちんと出せばメダルが現実的な目標となったのです。ここまでの覚醒を呼び起こしたのは、世界選手権で宮原というエースがいない中で初出場の彼女達が大きな重圧を浴びて演技をした事、その結果として大きな挫折を味わった悔しさが引き金になったのではないかと思っています。

 

仮に宮原が出場していたとしても枠を確保出来たかは当然分かりませんし、確保していたとしても、樋口、三原の自立は無かった恐れも高いです。結果として2枠になった事は宮原に対しても大きなプレッシャーが掛かり、よりレベルの高い国内での争いになるわけです。これはむしろ喜ばしい事ではありませんか。

 

日本という国は以前から五輪に対して異常なナショナリズムを燃やします。選手が結果を出せなかったら国賊扱い。「税金のムダ使い」と、まるでお国の為と言わんばかりの時代錯誤の社会主義的思想を、平和の祭典である五輪に限って日本国民は選手達にぶつけます。

 

五輪での戦いは本来、日本の数あるアスリートを代表して出場した選手個人の戦い。お国の為のご奉公では決してありません。日本はメディアも国民もアスリートに対して醜悪な感情をぶつけます。鬱屈するストレスを政治家にぶつけるかの如く。

 

その標的の一人が、国民的衆愚化スポーツと成り果ててしまっているフィギュアスケートの若干16歳の女の子であるという現実がどれ程酷い事でしょうか。

 

沢山の観客の前で、しかもホームの観客の前で最高の演技をISUの公式コンペティションで披露する。決して無駄などではない、重要な大会です。

 

樋口、三原の2人は眠っていた能力を引き出す覚醒を呼び起こし、新時代の幕開けとなりました。とりわけ、 言われのない醜悪なバッシングの的になっている事を知っているであろう樋口がこの衆愚化の荒波を結果で跳ね返した負けん気の強さ。恐らく来季は満を持してトリプルアクセルをプログラムに入れて勝負を賭けてくるでしょう。

 

来季の五輪出場を巡る、史上最大の女の戦い。見逃せません!

 


スポーツランキング


ニュースランキング