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ー似非スポーツ評論家&音楽家が斜め上の目線で主にラグビーとBABYMETALを中心に、社会トピックを切り捨て御免ー

【サンウルブズ】これぞスーパーラグビーの真のレベル...。まるでレッスンかのようなインテリジェンスを見せつけられたストーマーズ戦。むしろこの内容を経験出来た事を大きな飛躍と捉えたい件

 

...(´;ω;`)

 

前半終了した時、これはいけると思った人、多いですよね...

まずストーマーズが動けていなかったし、後半も一時は2トライ差以上付けてたので今度こそ勝て!と。それだけに、

 

...(´;Д;`)

 

またしても勝利を期待したファンの淡い希望は消え去り、煮え切らない敗戦にまたしてもファンの怒りが爆発!

 

内田じゃなくて茂野を入れてれば勝ってた!

内田自陣で余計な反則しやがって!いらない!

さっさと茂野に代えとけよ!

 

全部うっちーのせいw

うっちー人気がまたしても加熱!!もう負けたのもうっちーのせい!うっちーが試合の勝敗を左右する!

 

正直今節の試合は1人の出来云々からは離れた、チームの成熟度の差で負けるべくして負けた試合だったと思います。当然、茂野をスタメンで出しても負けていたでしょう。今節に限れば茂野はさしていいところが無いばかりか、リザーブで入ったスクラムハーフがシンビンで退場するという、絶対やってはいけない事をして試合を壊してしまいました。うっちーの方がアタックが改善されていたと感じます。

 

彼も含めて現チームは若手が多いです。経験豊かな30代の選手、または中堅で代表経験者が全然いないわけで、この試合は戦術やゲームコントロールという深みのある要素で非常に成長価値の高い試合になりました。

 

前半はチームの強みを発揮し、トライを重ねていました。ところが後半は相手が戦い方をがらりと変え、「自分達のやりたい事」ではなく「敵の強みを消す事」にフォーカスしてきました。

 

①密集近場をひたすら強いFWで突く

②キックで効率的に敵陣エリアを支配する

 

この2点でサンウルブズは自陣に押し込まれ、得意のアタックが繰り出せなくなりました。逆をいえばストーマーズが仕掛けてきた①②にサンウルブズの弱点があるという事だと思います。

 

中々勝てない事に苛立つ...そんなファンも多い事でしょう。しかしこの敗戦は、日本が次のステージに到達する為に必要な敗戦、中身のある敗戦だったと思います。

 

何故かというと、スーパーラグビーの雄、強豪ストーマーズが懐の深い駆け引きを使って勝ちに来たからです。まずこのステージに達するには、真っ向勝負の立会いが互角以上でないといけません。サンウルブズはそのレベルにあると見做されている事の証左です。だからこそ、強豪南アフリカの強豪チームが戦術上の駆け引きを駆使し、相手のストロングポイントを徹底的に潰す変化を見せて来たのです。

 

2015年のW杯南アフリカ戦の勝利。水を差すようで恐縮ですが、あの勝利は南アフリカの油断があったからこその勝利だと思っています。日本の仕掛けに対し、何ら対策を打って来ませんでした。南アフリカは強力FWとキックゲームで効率良く敵陣に侵入し、22mラインに侵入したら後はもう強力FWの十八番アタックが強みのチームです。つまり、今回ストーマーズが見せ付けた「対応力」を2015年の日本戦で南アフリカが油断する事なく発揮していたら確実に負けていたでしょう。

 

そのなりふり構わない本気を引き出し、経験出来た事は非常に大きい。ファンの多くは負けた苛立ちから焦点がサンウルブズばかりにいきがちですが、今回はストーマーズのチーム力、強豪としての老獪さ、インテリジェンスを褒め称えるべきです。80分のタイムマネージメントもしながら確実に勝つ選択をし続けた事に感服です。明らかにボーナスポイントは捨てていましたし、スーパーラグビーのキック戦術、キックの精度がどれだけのレベルかを痛い程味わいました。

 

プロリーグに参戦している以上、試合には勝ちに行かなければなりませんが、反面今の日本ラグビーが世界4強の雄が参戦しているリーグで勝ちを重ねるにはまだ早いのも事実。少なくとも今回のような経験の積み重ねと、リーダー格の復帰が必須です。今、簡単に勝てるレベルであれば日本は2015年W杯で決勝トーナメントに進出しているはずなのです。現実はきちんととらえないといけない。

 

とはいえ、4月8日に久々にホームで迎えるブルズ戦はBYEウイーク明け、且つ国内で控えていた代表常連組が復帰するでしょうからここで本領発揮して1勝目をあげる事を期待したいところ!

 


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