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ー似非スポーツ評論家&音楽家が斜め上の目線で主にラグビーとBABYMETALを中心に、社会トピックを切り捨て御免ー

実はお互い似ている!?BABYMETAL、レッチリのUKツアー参加は新たなカオス(混沌)を生む

26日(金)、所用で一日中外出して熱中症ぽくなり、週末はぐったりしておりました・・。このままでは来るべきFOXDAY、ドーム公演に万全のコンディションで臨めませんね。

おまけにその日に飛びこんできたビッグニュースに乗り遅れるという大失態・・それでもこれは音楽ファンなら取り上げざるをえません。

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ドヒャ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!

 

そりゃおったまげますわという・・・

 

インパクトのあるニュース故、既に多くの方はご存知だと思うので、何が起きたかは省略させて頂きますがw、最近共演したメタルゴッド、ロブ・ハルフォードとの共演よりも世界へのインパクトは大きいと思います。

 

レッチリはそれくらいのモンスターバンドですね。

 

ところが、BABYMETALのファン、メイトもまたオヤジ世代のメタラーだったり、レッチリを詳しく知らない方も多いようです。世代ってありますよねwその意味で私はレッチリが日本で全盛を極めていた90年代後半〜00年代前半でバリバリバンド活動をやっていた世代でしたので、レッチリの人気と影響力の大きさを実感していました。

 

Red Hot Chili Peppers、通称レッチリ。(レッチリという略称はどうやら日本でしか使用されておらず)

 

活動は1983年から、実に30年以上活動をしている大ベテランバンドですが、これだけ長く活動していて20年以上、目立ったメンバー変更もなく、ギターが何度か替わったのみ。各メンバー個性が強い、だからこそトップレベルのモンスターバンドになったとも考えられますね。

 

個人的にはギタリストの変遷でレッチリの音楽性も変化していると感じます。特にデイヴ・ナヴァロ→ジョン・フルシアンテへの変更期レッチリを今の地位に押し上げる転換期だったと言えます。

 

デイヴ・ナヴァロと言えば、昨年11月に開催された「OZZFEST JAPAN 2015」に出演していたJane's Addictionのギタリストですが、彼はよりオーソドックスなハードロックギタリスト。

 

それに対し、ジョン・フルシアンテはファンクプレイ〜米国のオルタナ系のエフェクティブなギタープレイで、これがレッチリのスタイルに一番ハマっていたと思います。ギター用語で使われる「枯れた音」を表現し、「ペケペケ」といった感じのサウンドを、フリーとチャド・スミスのグルーヴィーなリズムと融合し、それに乗ってアンソニーがキレのあるライムでダンサブル且つアナログ感もあるロックに仕上がる、といった具合です。

 

デイヴ・ナヴァロ唯一参加のアルバム、「One Hot Minute」からのシングルカット。

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ジョンがギターの場合。名盤「Blood Sugar Sex Magik」からの名曲。BABYMETALも出演した先のフジロックでも最後に演奏した曲ですね。

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ちょ、フリーさんの衣装w実は大のメイト!?w

今回のゲスト出演抜擢の真相はこれだったかw

 

雰囲気全然違いますね〜。メタラーにはジョンのプレイスタイルは馴染まないかも知れませんが、ああいうサウンドは出しづらいし弾きにくい。ましてやある程度型が決まっているHR/HMではなく、当時ポストロックとして次々とジャンルが細分化していった感のあるオルタナやミクスチャーの第一人者として、型にはまらない斬新なギタープレイを披露し続けていった過程は正に改革者!

 

残念ながらジョンは自らの音楽性の追求により、2009年に脱退し、レッチリのサポートミュージシャン経歴もあるジョシュ・クリングホッファーに替り、現在に至っています。

 

私が学生時代にバンド活動をバリバリやっていた時も、音楽仲間界隈でレッチリ人気は絶大。事あるごとにレッチリのコピーが繰り広げられたものです。特に、

 

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「Californication」

 

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「By the Way」

 

この2枚のアルバムは名盤であり、コピバンしまくっていましたね!

 

そんなモンスターバンド、レッチリと、現代の音楽界の秩序にカオスをもたらさんとしているメタル界の異端児、BABYMETALの邂逅。

 

まあBABYMETAL関連で何かが起きる度、世界でもヘイターとの論争が起きるわけです。今でも、

 

「BABYMETALは作り物だ、メタルじゃない」

 

なんて事が繰り広げられてますが、今まではあくまで、メタルの世界での出来事だった感があります。が、

 

今回の邂逅により、BABYMETAL論争はメタルの枠を超えて繰り広げられるでしょう。今回のツアー帯同は日本ではなく英国!

 

BABYMETALの英国での人気が高い事を、レッチリや英国のプロモーター関係者に認められている何よりの証拠ですが、今回レッチリが媒介した事により、メタルの外のオルタナロックやポップ系のファン等、これまで以上の幅広い音楽ファン層にBABYMETALインパクトが響き渡る事になります。

 

既に海外の関係掲示板などでは早速、今回の組み合わせについてBABYMETALを認める、認めない論争が起きているようで、実に喜ばしい事ですw

 

今でこそ垣根を超えてジャンルを確立したオルタナやミクスチャーですが、米国でレッチリがその地位を高めるまではガンズやボンジョビなどのLAメタル・ロックが牛耳っていた時代です。その後、レッチリの爆発を皮切りにRAGE AGAINST THE MATCHINEやKORNといったミクスチャーバンドが次々と台頭していきました。2000年に突入した頃にはSlipknotの台頭です。

 

当時、ジャンルが認知されていなかった彼らも評価は冷ややかだったと聞きます。レッチリも活動は1983年ですから、ブレイクまでかなり時間を要した事が伺えます。80年代はメタルやアメリカンポップの全盛期。ファンクやヒップホップを融合させたオルタナティブ、ミクスチャーはお呼びで無かった頃でしょう。

 

そう、レッチリもまた、道なき道を地で歩み続けて新たな道を作ったバンド。今のBABYMETALと同じではありませんか。

 

ミクスチャーという新たな道を作ったバンドと、日本産のカワイイ×メタルに彼らが練り上げていったミクスチャーを昇華させた唯一無二のユニット。かつてのマイノリティージャンルと現在のマイノリティージャンルの邂逅。

 

偶然のようで必然。フジロックレッチリのメンバーがBABYMETALのステージを袖で見ていた事が目撃されていますが、色々な部分でシンパシーを感じたように思います。それがまた、今回のオファーに至った要因の一つであるでしょう。

 

ミクスチャーというジャンルの歴史を改めて辿ってみると、BABYMETALの楽曲は彼らの足跡を通過しているのが分かります。間接的ではありますが、BABYMETALの道の方向性は彼らの残している道を足掛かりにしているでしょう。

 

だから、数々のメタルバンドとの邂逅と共に、今回のレッチリとの邂逅も必然と捉えられるわけです。当のジャンルの先駆者である彼らもBABYMETALの挑戦にリスペクトを示している事と思います。

 

加え、ジャケットの独創性やかつての全裸(?)パフォーマンスなどでw、音楽文化に楔を打ちカオス(混沌)を生んだレッチリ。対して、日本独特のポップカルチャー、アイドルの進化によりメタルと融合を果たし、カワイイ女の子×ダンス×メタル×EDM、ミクスチャーと奇跡の調合に成功し、未だに誰も試さぬ実験を続けて現代音楽文化にカオス(混沌)を生まんとしているBABYMETAL。

 

あのレッチリが10代の女の子と海外でツアーを回るとは、ガガ様とのツアーより想像がつきませんがw、

 

「BABYMETALは何だんだあの音楽は」

「あんな子供だまし、認めん!(キリッ」

「新しいものを受け入れろ!(キリッ」

 

こんな論争が今度はメタル界を超えて行われるはず。これ自体が、BABYMETALの進化と音楽の活性化に繋がっていくんですよw

 

・・・さて、このビッグなニュースが先に発表となると、肝心のドーム公演で何がサプライズ発表されるのか俄然楽しみですね。全国ツアーか、それとも・・・?

 


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